EBM(T)がSAM KIDELの作品を公開。Googleデータセンターでの「ライブパフォーマンス」

EBM(T)とはNile KoettingとNozomu Matsumotoの二人が主宰するオンライン上のバーチャル聴覚室です。東京都現代美術館で行われた展示「東京アートミーティングⅥ “TOKYO”−見えない都市を見せる」で最年少キュレーターに二人が選ばれていたのも記憶に新しいですね。そのEBM(T)のISSUE:014が公開されたので、紹介したいと思います。

今回のISSUEで取り上げられているアーティストはブリストルで活動するSAM KIDEL。Young EchoやKilling Soundの一員として、またEl KidやSUPERMARKET!など複数名義でダブ&テクノ的な作品をリリースしてきました。最近の作品では、〈The Death Of Rave〉からリリースされた作品「Disruptive Muzak」があります。こちらはいろいろなオフィスに電話をかけて自作のMuzak(公共の空間で流されるようなBGM的音楽、別名エレベーターミュージック)を流し、そのオペレーターの反応を録音したものなどから構成されるというものすごい作品。

そして今回の作品はGoogleデータセンターの画像からインスピレーションを受け、そこからアルゴリズム的に生成されたリズムやメロディを用い、またセンターの空間の反響をその設計図からシミュレーションするといった試みを行っているようです。作品制作の姿勢がものすごくコンセプチュアルなアーティストのようですね。

この「ライブパフォーマンス」はEBM(T)のサイトから9月4日まで視聴できるそうなので、気になった方はお早めに!

http://ebm-t.org/

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