hakobune名義で活動を続けてきたアンビエントアーティストのTakahiro Yorifujiが2011年から休止していたレコードレーベル〈Tobira Records〉を再び始動し、レコードフォーマットのみとなる作品「Ruminating on What Was Unsaid」をリリースする。東京に拠点を移したYorifujiが昨年の夏の暑さの中で制作した、ノスタルジックな夢を想起させるような作品。昨年だけで、〈Past Inside the Present〉からの「The Last of Our Time Together」、〈Patient Sounds〉の「A Fan, Strings, and Two Guitars」、〈Constellation Tatsu〉の「Rain Studies」と、勢力的に活動してきた彼は、また、2020年6月に故郷の兵庫県の加西市に〈Tobira Records〉の名で独自にレコード店をオープンさせる予定だという。こちらの活動の今後も楽しみにしたい。