Seihoの「Collapse」のリリースが話題の実験レーベル〈Leaving Records〉が、ちょっと変わったカセットテープをリリースしました。1980年にニューメキシコのJeff Berry(別名SunPath)というニューエイジ・アーティストが、80年と84年に自主制作でリリースした2つの作品がまとめられた再発盤で、Pitchforkのレビューでも7.6とかなり高得点が付いていました。現在のニューエイジ・リバイバルにつながる作品と評価されているようです。
http://pitchfork.com/reviews/albums/22082-dream-music/
Jeff Berryは、視覚的なイメージを導くために、特定の音色を時間をかけて探すと述べています。そのために使用されるのは、ポリフォニック・シンセサイザーや、自作のハープ、ウォータードラムなどありとあらゆる楽器。それらは電子的に加工され、あるいは生の音色を響かせて、あなたを美しい瞑想へと導きます。異次元の旅から持ち帰られた、まさに完璧なる夢の音楽。カセットは2CSボックス仕様となっていて、コレクターにとっても貴重なものになりそうです。
「それ以来ずっと、わたしはほかの現実の次元の境界を歩くことを、さらに鋭く意識するようになりました。わたしが今これを書いている瞬間にも、もし雪の中に進み出て、松葉の葉や、小枝を見れば、最も普通に生息する堅実な現実の内外にちらつくかのように、それは光り揺らめくのです。自然界のすべてが、この特色を持っており、私は私の存在のあらゆる瞬間においてものすごく当惑し、驚いています。」