メキシコ発のヴァーチャルギャラリーを発見したので紹介したいと思います。その名も「VNGRAVITY」。運営しているのはSalvador Loza、Gibrann Morgado、Alfredo Martinez、いずれもアーティストの3人です。
アーティストはこのプロジェクトのためにオリジナルの作品を制作。展示物はVRやAR、映像、GIF、インスタレーション、デジタル彫刻などさまざまなフォーマットにわたり、すでに50以上のアーティストが世界中から参加している。現在は「DREAMHOUSE」というタイトルの展示がアプリのダウンロード、あるいはブラウザを介して視聴することができます。
VNGRAVITY Exhibition, “DREAMHOUSE”
彼らがオンラインギャラリーで提唱しているのは、場所の物理性から脱却するということ。それは観客が居住地に関係なく訪れられるということだけではなく、物理的な制約にとらわれない展示フォーマットを探求し、提示するということでもあります。
VNGRAVITYはまたUSBフォーマットで作品を販売しており、コマーシャルなオンラインギャラリーとしての側面も持っています。アーティストのことをより多くの人々に知ってもらい、これまで流通してこなかった映像やGIFなどのデジタルイメージの販売を民主化したいという意図から、彼らはけして裕福なコレクターを探しているわけではないといっています。
今回の資金の調達にあたって、「ECOSYSTEMS」「Aeon Debris」「Aeon Diverse」というタイトルからなる3つの展示プランが提示されている。どんな展示なのか解説を読んでも正直あまり分からないのですが、そんなこなれてない部分もこの領域の面白い要素だと思うんですよね。冒険心のある方、新しい展示の可能性の創造の一端に参加してみてはいかがでしょうか。
https://www.kickstarter.com/projects/2006686514/vngravity-a-virtual-gallery
http://www.vngravity.com