一人称型のパズルゲーム「Desolus」で体験する、引き裂かれた次元の旅。

「Desolus」は異なる次元に引き裂かれたシュールレアリスムのような世界を探検する、一人称型のパズルゲーム。完全なジオメトリとシンメトリーをテーマに、天文学、シュルレアリスム、数学の芸術にインスピレーションを受けたという息を呑むような美しい世界観が広がっています。

開発したのは、プログラマーのMark Mayers。2014年の大学時代から「Desolus」の開発をスタートし、現在はMITで人工知能の研究をしているそう。

ゲームの内容は、謎の災害で破壊された現実を探検しながら、ミニブラックホールでエネルギーを操作して、スペースを曲げ、時間を逆転させ、次元間を移動していくというもの。解説だけ読んでいると、一人称型のパズルゲームの名作「Portal」を思い起こさせます。その壮大で神秘的なコンピューターグラフィックスといい、「Portal」のような、まさにゲームでしかできない形式の表現が詰まった作品の予感がします。

現在の開発はアルファ段階にあり、リリースの予定は本年で、PCあるいは、Oculus Rift、HTC VineといったVR装置で体験可能とのこと。ほんとに今年中にできあがるのかはわかりませんが、ぜひともはやく「Desolus」の美しい世界をじっくりと味わいたいです。