By Yusuke Shono
異質なセンスを持つwoopheadclrmsの作品は、plunderphonicsやカットアップコラージュといった手法にある現代の感性がエネルギッシュに溢れ出している。具体音から、ささやき声、エレクトロニックな音色までもが、鮮やかに豊かに交錯し合い、瞬間ごとに驚きをもたらし続ける。一段と洗練され、またぶっ飛んでもいるその立体的な響きは、奇妙で異質な美しさを持つが、都市の環境にチューニングされた私たちの耳には、とても心地よくナチュラルにさえ響く。カットアップコラージュされたテクスチャーが、まるで映画のようにメタ的な世界を描く極彩色の作品。