2016-Jun-2921 Shares 

不完全なテクノロジーが見せる未来。James Ferraroの最新ビデオ「Plastiglomerate & Co.」

James Ferraroの「Human Story 3」よりPlastiglomerate & Co.の最新ミュージックビデオが届きました。一時期ネットで拡散されていた群像シュミレーションを使っているのでしょうか、色とりどりの人間たちがヴァーチャルの空間をただ行き交っているという作品です。描かれているのは清潔な理想都市。そのなかで、人々はボットのようにアルゴリズムでコントロールされ、独特のハーモニーが生み出す秩序を見せているのですが…。ビデオはちょっと前のゲームのバグをみているような感じで、見ていると滑稽なんですが、どこか人間自身の姿もそこに重ねて見てしまっている自分がいます。完璧にコントロールされているものよりも、機械の中にある人間ぽさというか、不完全なものにこそ未来っぽさを感じるんですよね。そこに見えなくなってしまったテクノロジーが露出しているからかもしれません。

「Human Story 3」については、Vapor Drawingsさんのレビューが非常に素晴らしかったのでここにリンクを貼っておきます。

http://vapordrawings.tumblr.com/post/146402302182/james-ferraro-human-story-3

こちらには英語ですがインタビューも掲載されています。
https://thump.vice.com/en_us/video/james-ferraro-plastiglomerate-co-video

https://jjamesferraro.bandcamp.com

2016-Jun-2726 Shares 

誰かの心象風景を建築する、異色のアンビエントユニット「UNKNOWN ME」始動。

まずおどろいたのがこの3人の組み合わせ。「UNKNOWN ME」はやけのはら、P-RUFF、H. TAKAHASHIの新しく始動したばかりのユニットで、“Ambient~NewAge~Tape カルチャー” がキーワードだそうです。その第一弾として、レーベル“NOPPARA TAPES”から、アンビエント・カセット「sunday void」がリリースされるとのこと。アルバムの曲には時間が表記されているので、おそらく曲ごとに日曜日の各時間帯を表現するというコンセプトになっているのだと思います。

すでに各領域で存在を確立している3人ですが、各人の音の進化がいまこのアンビエント・ニューエイジというカテゴリーに合流した結果としての、新ユニット結成なのでしょう。バラバラに存在していたものが、なにか必然のように一点に集まる瞬間ってありますよね。今のアンビエントの盛り上がりには、そんな引力の存在を感じます。どういうふうにメンバーがやり取りをしているのかわかりませんが、この一曲を聴く限り都市の日常の間に訪れる、ふとした虚脱感みたいなものがものすごく爽やかに表現されていて、まるで音の日向ぼっこをしているかのようです。その辺の手際は、なんとなくですがやけのはらさんぽいなと思ったりしました。発売は7月15日だそうですが、今から非常に楽しみです。

UNKNOWN ME (YAKENOHARA+P-RUFF+H. TAKAHASHI)- sunday void

label : NOPPARA TAPES
catNo : NT-01
format : Cassette & Digital
file under : Ambient/NewAge/Balearic

01.nature trail (AM 9:15)
02.The Park (AM 10:00)
03.Bicycle Day (PM 1:30)
04.take a nap (PM 3:00)
05.yuuhi (PM 5:45)
06.SHOWER TIME (PM 8:00)
07.opener (PM 8:30)
08.Blended Screen (PM 9:00)
09.Cosmic Mind (PM 11:30)
total : 30min
(DL コード付き)

2016-Jun-240 Shares 

ロシア新世代アンダーグラウンドの注目株Buttechnoが来日中

Aphexの新しいEPのタイトルもキリル文字でびっくりしましたが、ちょっと前からロシアが熱いと各所で噂になっているようですね。そんななかロシア新世代のアンダーグラウンド音楽シーンの注目株、Buttechnoが来日しています。ショーにも音楽を提供していましたが、モスクワではファッション・デザイナー、Gosha Rubchinskiyの相棒として有名とのこと。彼の作り出すサウンドは、荒廃したデストピアを彷徨っているかのようなモノクロの世界。粒子感を感じさせるストイックな音楽性は、なんというかじわじわくる感じです。彼が主催するレーベル〈Johns Kingdom〉は「あまりよく知られていないアーティスト」をリリースしているそうですが、音楽への創造性を高めるために匿名性を重視しているようです。

彼についてもっと知りたいという方はDirty Dirtさん、V8さんのブログをチェックしてみてください。

Dirty Dirtさんのロシアについてのブログ
http://dirtydirt2.blogspot.jp/2016/05/blog-post_72.html

V8さんのブログ
http://8vo8ov8.blogspot.jp/2016/05/64-kamixlo-625-buttechno.html

Buttechno
https://soundcloud.com/buttechno

ヒロポンfever – Buttechno at Bar Bonobo
6/24 (Fri) Bar Bonobo
Buttechno (live), michihiko ishidomaru, Megazord, BRF, Sly Angle, Lounge: Water Works (Mr. Tikini, Koko Miyagi, Konida), Cabinet

Gymnasium Feat. Buttechno
6/25(Sat) New Osaka Hotel
Buttechno (Johns Kingdom, from Moscow)(Live, DJ), YPY(Birdfriend, Em Records)(Live), KURUSU(Future Terror, from Chiba)(DJ), TUSUKE(Gymnasium)

2016-Jun-241 Shares 

Twitterが奏でる音楽

広大なネットの海のささやき声? ツイッターのビッグデータからトピックが成長していく様子をヴィジュアライズした作品を作っているMITの研究者が、そのヴィジュアルを音楽に変換した作品です。こういうビッグデータを視覚化した作品はよく見かけますが、「形」から音を生み出しているというのがとても面白いと思います。いろいろなことに応用できそうですね。Ableton Liveで、データをMIDI音符に変換、トピックに参加しているユーザの進化ネットワークの形を固有の振動数で表している、とのことです。

ヴィジュアルの作り方も解説されているようなのですがどんなことをやっているか全然わかりません。
Information Diffusion on Twitter

グラフによって音楽を生成するこのサイトからインスピレーションを受けて制作されたようです。

The Music of Graphs
https://www.jasondavies.com/graph-music/

2016-Jun-230 Shares 

インターネットに睡眠を。IDPWが提供する「The Internet Bedroom」の第二回目が開催中

アイパスことIDPWが提供するインターネット上で寝ている人を眺めるというイベント、「The Internet Bedroom」の第二回目がいままさに開催されているようです。ベッドルームならぬチャットルームでいっしょに寝て、インターネットのコミュニケーションの形を更新するイベントに参加しましょう。ヌケメ氏がはじめてつくったというウェブサイトも素敵ですね。

Date: 23th – 24th June, 2016 (24 hours)
IDT 10am-10am / GMT 7am-7am / EDT 3am-3am / JST 4pm-4pm

http://idpw.org/bedroom/000002/

スクリーンショット 2016-06-23 17.50.59

参加方法

・睡眠の準備、パジャマを着て、リラックス。
・寝室にラップトップやスマートフォンを持参し、Googleハングアウトの「インターネットベッドルーム」にログインする。
・カメラを設定します。可能な場合は画面が表示されるように薄暗い光を灯す。
・夢の中でハングアウトしましょう
・好きな時に参加し、ログアウトします。
・あなたが起きたら、ログアウトします。
・インターネットベッドルームは記録され、フェスティバル会場に生放送されていることにご注意を。

How to join?

・Prepare for sleeping, wear pajamas and relax.
・Bring your laptop or smartphone to your bedroom and login to “The Internet Bedroom” on the Google Hangouts.
・Set the camera towards you. Please put on a dim light to be visible if possible.
・Let’s hangout in your dream…
・Join/logout the room any time you want.
・Logout when you become active and aware.
・Please note that the Internet Bedroom will be recorded and live broadcasted at the festival venue.

2016-Jun-230 Shares 

パープルームグループ展「パープルタウンにおいでよ」

美術家の梅津庸一が主催するパープルームによるグループ展「パープルタウンにおいでよ」が、来る7月10日より開催されます。パープルームとは美術を追求する私塾でありながら、切磋琢磨する共同生活の中から新しい美術を巻き起こそうとする運動体です。メンバーとゲストかならなる展示は去年開催された「パープルーム大学」がとても印象的でしたが、今回の開催場所は、いよいよ彼らが生活を共にする本拠地「パープルーム予備校」とその関連施設に場を移して開催されるそう。「パープルタウンにおいでよ」は、その「パープルーム予備校」が常に生活空間でありながら芸術空間でもあるということを直接見せる、そんな展示になるとのこと。高密度な空間でどのような展示が展開されるか、とても楽しみですね。

ちなみに、パープルームのインタビュー記事は本サイトで掲載予定です。

パープル13

出展作家 有馬かおる/大島智子/KOURYOU/坂本夏子/鋤柄ふくみ/im9/マグ/タカハシ’タカカーン’セイジ/原田裕規/だつお/リスカちゃん/福士千裕/マジカル商店/平山昌尚/百頭たけし/伊藤存
パープルーム予備校 安藤裕美/アラン/あま/智輝/梅津庸一

会期:2016年7月10日(日)~7月19日(火)  
開場時刻:12時~20時
会期中無休
会場:パープルーム予備校/パープルーム見晴らし小屋/ゼリー状のパープルーム容器
〒252-0216
神奈川県相模原市中央区清新3丁目13-19 インベストメント清新 303号室
ゼリー状のパープルーム容器
JR相模原から徒歩10分

※ゼリー状のパープルーム容器でパープルーム予備校、及びパープルーム見晴らし小屋へ行くための地図が配布されます。地図は表面が平山昌尚、裏面はパープルーム予備校による作図となっているそう。

作品は展覧会を成立させるためのパーツではない。風景画として「パープルタウン」はここにある。

この風景画を描いたのは誰か?それは他でもない「パープルーム」だ。
私たちが日々を暮らし「もの」、「こと」をつくることを冷静に眼差してくるヒトではない研ぎ澄まされた視線。

パープルタウンにおいでよ!(梅津庸一)

http://www.parplume.jp/tennji/tokusetu201606.html

諸芸術のタテモノたちが佇む聖なる廃墟-KOURYOU

IMGP4410

パープルタウン2

パープルタウン5

2016-Jun-230 Shares 

UltrademonからLilyへ。Seapunkを封印し、来日する“彼女”が見せる次なる可能性とは

Rephlexから発売されたファーストアルバム「Seapunk」以来、あまり追っていなかったのですが、UltrademonがいつのまにかLilyになっていたようです。一時期エメラルドグリーンのヘアスタイルで世間を席巻した、オンライン発祥の音楽ジャンルSeapunkも封印したようです。さらに性転換までしたというからいろいろ変わりすぎていて驚きました。MASSAGE 9号でtomadさんにインタビューをお願いして以来もう2年経ちますが、そのモノづくりからライフスタイルまで含めて聡明で自分を持った人という印象を受けました。若くして注目される人というのはだいたいそうですが…。

7月7日に発売されるニューアルバム「Psychic Jealousy」は、Juke/FootworkやGorgeを独自のスタイルへと昇華させたものになるそうです。7月にはアルバム発売に合わせて来日するというので、“彼女”が作り出すあたらしいLilyの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

SOMETHINN VOL.16 MEETS ANYBODY UNIVERSE LILY~ EX ULTRADEMON JAPAN TOUR
7/10(日)@CIRCUSTOKYO
http://circus-tokyo.jp/events/lily-japan-tour/
7/18(月/祝日)@CIRCUSOSAKA
http://circus-osaka.com/events/lily-ex-ultrademon-japan-tour-osaka/

https://deepspaceobjects.bandcamp.com/album/psychic-jealousy

2016-Jun-220 Shares 

bandcampがVaporwaveのオリジネーターVektroidことRamona Andra Xavierにインタビューを敢行

Siddiqをフィーチャーした新しいアルバムの発売が8月1日に控えているVektroidですが、bandcampが彼女にインタビューを敢行したようです。VektroidはMacintosh Plus、New Dreams Ltd、PrismCorp Virtual Enterprises、Laserdisc Visions、dstnt、情報デスクVIRTUALなどといったさまざまな名義を使い分け、Vaporwaveの初期のシーンの盛り上がりを作り出した立役者。レトロスペクティブな世界観に資本主義が作り出した夢の残骸をかき混ぜたようなその音楽性はBGMにも最適でありながら、音楽自体をもどこか笑い飛ばしているかのような皮肉の要素を含んでいました。Vaporwaveはインターネットの集合無意識が産み出したひとつの大きな冗談のようなものであり、それ自体が音楽批評であるというメタ的な構造をもったジャンルだったと思います。それは地域性を超えて、オンラインアンダーグラウンドの運動を次の次元に導きました。ほとんど公の場に出たことのないだけに、彼女のインタビューは貴重なのですが、あまり彼女の発言が引用されていなかったのが残念でした。まあオリジネーターの存在は神秘的なままの方がよいのかもしれませんね。

作品の背後にある思想哲学的なテーマは、他人が入ることのできない私の脳内の個人的な検疫ゾーンのような所から来ているんです。——Ramona Andra Xavier

https://daily.bandcamp.com/2016/06/21/vektroid-interview/

2016-Jun-220 Shares 

Aphex Twin、17年ぶり新作ビデオの監督は12歳

〈Warp Records〉から7月8日に発売されるAphex TwinのEP「Cheetah EP」より、17年ぶりとなる“CIRKLON3 [Колхозная mix]”のミュージックビデオが公開されました。監督はダブリン在住のワイヤーくん。なんと12歳だそうで。Aphex Twinの楽曲を使ってyoutubeに映像をアップしていたのが彼の目にとまったことが起用のきっかけだったみたいです。

先日から噂になっていましたが、先ほどこのビデオが渋谷の街頭ビジョンで流れたようですね。

Aphex Twinといえばその破天荒な人物像と音楽性で、その後の音楽シーンに多大な影響を与えたアーティストですが、前作「Syro」までの長いブランクもあってその存在感はやはり薄れたかなという気もします。なんといっても彼の前衛的な音楽性を受け継ぐアーティストが、今では数え切れないほど存在しているわけですしね。とはいえ当時の感じのまま人を食った無邪気さというか、そういう姿勢を保ち続けているのはやっぱりすごい。ビデオを見る限り新作はとても期待できそう。発売が楽しみです。

http://www.cheetah-ep.com

2016-Jun-210 Shares 

オンラインZine「One Hundred Percent」創刊

オンラインの生活が人々のあいだに浸透して、ネットですごす時間は平均1日の2割ぐらい?だとしたら、フィジカルの世界がもう8割(適当)ぐらいになっているということです。そんな今から想像すると、比率が逆転するのもそんな先の未来ではないでしょう(もう逆転している人もいるかもしれませんね)。いま再び世界中の人々がオンラインでいろいろな実験をし始めたのも、そうした予感があってのことに違いありません。けれどもなかなか日本発信のものが少ないなあと、常々思っていました。そんななかこんなサイトが立ち上がったので紹介したいと思います。

オンラインZine「One Hundred Percent」のコンセプトは、「自身を形作る経験や感情といったパーソナルな部分と、日々Tumblrやinstagram、Pinterestなどに流れる新しい表現が合流する場所」だそう。コードで作られたものから、平面、音楽作品までいろいろなジャンルの作品が集められています。ISSUE 001ということなのでこれから定期的に更新されていくのでしょうね。是非覗いてみてください。

http://onehundredpercent.jp/issue001/

スクリーンショット 2016-06-20 17.21.44

2016-Jun-201 Shares 

オンラインメディア「O FLUXO」がYoshitaka HikawaとJónó Mí Lóによるヴィジュアル/サウンド作品を公開

Yoshitaka HikawaJónó Mí Lóによるヴィジュアル/サウンド作品がオンラインメディア「O FLUXO」上に公開されています。Dalena TranによるヴィジュアルはVRがテーマになっているのでしょうか、球体の中や外へマウスで移動しながら、せせらぎのように流れるノイジーなデジタルイメージを眺める体験になっていて、音の世界観へと没入を誘います。サウンドはドローン/ノイズのような感触を持った実験コラージュミュージック。まるでいろいろな音の世界を旅しているような、非常に大きなスケールを感じさせる仕上がりになっています。

Dalena TranはO FLUXOのリンクからサイトへ行ってもThree.jsっぽい作品がひとつあるだけで情報が何もないのですが、どうやらユタ州在住のCGをメインにしたムービーを作っているアーティストのようです。
https://vimeo.com/dalenatran

http://www.ofluxo.net/fluxograma34-genesis-revelations-by-yoshitaka-hikawa-jono-mi-lo-art-by-dalena-tran/

スクリーンショット 2016-06-20 17.36.49

2016-Jun-2019 Shares 

Workstaion.にてトラックメイカーのMadeggとして知られる小松千倫の個展「fakebook」が開催中。テーマは“ハウスミュージック”!?

ギャラリー/コレクティブの高円寺Workstaion.にて、京都在住の若き鬼才、トラックメイカーのMadeggとして知られる小松千倫による展示が行われています。小松千倫は音楽制作・発表のかたわら、デザインやインスタレーションなどの展示なども手がけてきました。マルチな才能を持つ彼の、これが東京で見られる初の個展となります。テーマは“ハウスミュージック”だそう。是非この機会に訪ねてみてはどうでしょうか。

展示の内容について、インタビューを本サイトで掲載予定です。

7月3日まで。金土日のみオープン。
http://work-station.tumblr.com

Workstaion.のインタビューはこちら

Exibition Space: Workstation.

20160609032748

2016-Jun-170 Shares 

“四角い”レコードをリリースするレーベル〈squareglass〉

とても美しい四角形のレコード。レコードといえば円形。あまりに普遍的なその事実があるので、全く想像していなかった四角という発想にハッとさせられました。ただのレコードも、こうしてみるとオブジェのような美しさを持つものに感じますね。コレクション心をくすぐるプロダクトです。 そんな特徴的なレコードをリリースしているのは、ロンドンのサウスイーストのレーベル〈squareglass〉。この4色の四角いレコードは、去年の11月のレーベル1周年を記念して発売されたもののようです。しかしこのレーベルに関してはあまり情報がないのですよね。活動歴があまりないからかもしれません。

http://www.squareglass.co.uk/

インテリアとしてもよさそうなそのプロダクツにどうしても注目がいってしまいますが、その内容も見た目を裏切りません。洗練されたサウンドです。あまり知っているアーティストはいないのですが、全体的に実験的でヘンテコなハウスミュージックを作っている人たちを集めたという印象です。

一番最新は、6月15日にリリースされたこちら。Crypt Thingというアーティストのデビュー7インチです。

Crypt Thing “Shodan”

1周年記念のミックスを聴くとレーベルの雰囲気を感じられると思います。

Ballerino Squareglass 1st Anniversary Mix

Unknown

2016-Jun-170 Shares 

アムステルダムのSTEDELIJKでエキシビションを行っているJon Rafmanがインスタグラムをアップ中。チェックしてみよう!

Jon RafmanのエキシビションがアムステルダムのSTEDELIJKで行われているようなのですが、彼がSTEDELIJKのインスタグラムにお気に入りのSF、ファンタジーアーティストをアップしているようです。展示は見ていないので確認できないのですが、写真を見る限りこれらの画像からインスパイアされた作品も制作されているもよう。

STEDELIJKのインスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/stedelijkmuseum/

1-Munster, 2016

2- Munster

Jon Rafmanといえば、その特徴のひとつがオンラインのサブカルチャーとフェテッシュコミュニティとの関係です。ゲームの画面だけを使って作品を作ったり、4chanなどで集めてきた画像を使って製作された映像もあります。こうした作品の方向性は彼がゲーマーであったという過去と、映画監督を目指していたことと無関係ではないと思います。実際彼は、新しい映画を作り出すためにそうした手法を採用していると語っています。既存の素材を使って作品を作り出すという彼の制作手法はとても挑発的で、これまでにないものでした。その作品はアート界に衝撃を与えました。

こちらは当時、衝撃を受けた4chanを素材とした映像。埋め込めなかったので、リンクを貼っておきます。
http://jonrafman.com/betamale/

また彼の作品でなんといっても有名なのが、グーグルストリートビューの画像を写真作品として提示した「9-Eye」でしょう。この作品の方法論も、制作者が制作の現場に存在しないまま作品を提示するという、彼の作品に共通するコンセプトが含まれています。
http://9-eyes.com

ほかの作品も一つ一つ解説したいぐらい良いのですが、それはまたの機会に。一度逃げられているのですが、いつかしっかりしたインタビューを取ってみたいアーティストです。

オランダ在住の方は是非見に行ってみてください!

2016-Jun-160 Shares 

レーベル〈1080p〉が3周年を記念して全リリースをName Your Priceで公開

バンクーバーのカセットレーベル〈1080p〉が3周年ということで、本日全てのリリースがName Your Priceになっているみたいです。オーナーのRichard MacFarlaneは、任天堂で働いていたこともあるそう。1080pという名前はそこからきているみたいですね。

https://1080pcollection.bandcamp.com

Dirty Dirtさんによる連載「Dirt on Tape」にて〈1080p〉について紹介いただいています。
http://themassage.jp/dirt-on-tape-vol-03/

彼のインタビューはこちらで読めます。
https://jp.residentadvisor.net/features/2363

d1a34635-1a5c-4a46-a752-e461dd0090dc

2016-Jun-160 Shares 

toiret statusのアルバムから先行リリース「#31 Feat. DJWWWW」がフリーDLで公開。

〈PEDICURE RECORDS〉より、toiret status 「#31 Feat. DJWWWW」が公開されました。

〈PEDICURE RECORDS〉は、アーティストのGHIBLI率いる〈MANICURE RECORDS〉のパロディーレーベルだそうで、A. G. CookのパロディアカウントA. G. Kushをリリースしていたり、謎が多いというか頭がこんがらがります。

DJWWWWは言わずと知れた今はなき音楽メディアHi-Hi-Whoopeeの主催者。現在は自身のレーベル〈Wasabi Tapes〉から世界中の未知の音楽を発掘・発信し、自身も〈Orange Milk Records〉からリリースするなど、作品制作も活発に行っています。とにかく音楽への愛をさまざまな方法で形にする稀有な人物です。toiret statusは同郷、山口のアーティストで、ふたりでToiret $egatusとして活動もしているようです。

回転数がランダムにコントロールされたように感じる独特のグルーブに、さまざまな音のレイヤーが錯綜する極上のエレクトロ+コラージュミュージック。混沌とした渦を巻く色彩の中に、独特の詩情もただよっている複雑な作品です。アルバムが非常に楽しみです。

2016-Jun-150 Shares 

〈AMDISCS〉がExitpostによるミックスをフリーDLにて公開

Exitpostがロンドンのレーベル〈AMDISCS〉のために制作したミックスがサイト上で公開されています。Exitpostとは、日本生まれで、アメリカ在住の日米ハーフのプロデューサーKen Hermanのソロ・プロジェクトのよう。

こちらで彼のインタビュー(英語)が読めますが、見た感じすごく若そうです。
http://www.goldflakepaint.co.uk/heritage-trail-exitpost-interview/

彼はインタビュー中で日本で育った経験があったために、Vaporwaveのようなジャンルには入っていけなかったと語っています。日本からこのシーンを追っているとつい忘れてしまいますが、日本という未知の国へのオリエンタリズムのようなものが、Vaporwaveの一要素になっているということなのかもしれません。

Exitpost-Mix4AMDISCS-2016-1140x641

去年、故人となったSusumu Yokota氏のダウンテンポで叙情的な「Tobiume」を皮切りに、瞑想的でファンタスティックな風景が続きます。女性ボーカルが多くフィーチャーされているからか、少し物悲しい雰囲気に彩られており、そこに〈チャイルディスク〉のような甘みが加わった感じ、といったらよいでしょうか。

こちらからフリーダウンロードできます。

http://amdiscs.com/exitpost/

01 Susumu Yokota – Tobiume
02 Kristofferson x Imari – Omen
03 Yitaku – Amnesia
04 Lomboy – Same Way
05 Surati – Blank Memoirs
06 Sonder – Departure
07 Exitpost and Unmo – Comfortable
08 Serani Poji – Time is Flowing Slowly
09 In Love with a Ghost – We Were Friends
10 Unmo – Popo (Tsudio Studio Remix)

2016-Jun-150 Shares 

James Ferraroの最新作「Human Story 3」が発売

ニューヨークのプロデューサーJames Ferraroの最新作が届きました。数々の変名、レーベル〈New Age Tapes〉の運営のほか、ひとことでは語り尽くせない多様な顔を持つ、現代文明に異能な作品を捧げ続けるこのシーンの最重要人物です。都立現代美術館で行われた東京展に、EBM(T)キュレーションパートで参加していたことも記憶に新しいですね。

「ハイパー個人主義と幼形成熟プラスティックの市場性」への探求がテーマということですが、Vaporwaveの先駆けとも言われるように、分かるような分からないような、聴くものを煙に巻く諧謔精神と、独特のポエジーを併せ持つ作風はまさに独特です。その底の見えない創造性には、とても惹きつけられるものがあります。ちょっと乱暴な言い方かもしれないですが、彼の作品には都市文化の匂いがいつもリアルに閉じ込められている気がします。多分この人ほど、「現代」というものをうまく音楽で表現しているアーティストはほかにいないのではないでしょうか。

都市の混沌とした一瞬を写真のように切り取った叙情的で生命感溢れる前作から、こんどはエレクトロニックな側面は控えめとなり、意外にもクラシカルなサウンドへ舵を切った作品になっているようです。

我々はカフェラテ、ヨガ、クラウドコンピューティングの発明を見てきた、過剰に不自然な場所や、商業のシミュラクラ、永遠のたそがれ時の人間の危機と達成にその自己を見てきたのだ。21世紀の人間の物語は、次にどこへ行くのだろうか?

https://jjamesferraro.bandcamp.com

3枚組のLPもリリースされるみたいです。
http://www.factmag.com/2016/06/14/james-ferraro-rerex-viny-reissue-aguirre-records/

ノイジーな手触りの前作“Skid Row”。

参考までに国分純平さんのブログ「キープ・クール・フール」の彼の作品へ言及した文章へのリンクも貼っておきます。

http://blog.livedoor.jp/summerbreeze1/archives/7382381.html

2016-Jun-130 Shares 

Vaporwave以降のマイクロジャンルいろいろ

これだけ死亡宣告されたジャンルもなかなかないのではないでしょうか。無数のマイクロジャンルを生み出すVaporwaveですが、Simpsonwave、それからHardvapourなどといったものが登場してきました。

話は逸れてしまいますが、Vektroidのアルバムが8月1日に出るようですね。ヒューストンのラッパーSiddiqをフィーチャーしたものになるようです。

Simpsonwaveに関してはもうWikipediaのページができていました。

https://en.wikipedia.org/wiki/Simpsonwave

こちらはThump. Vice Mediaの記事です。
https://thump.vice.com/en_ca/article/simpsonwave-vaporwave-meme

Hardvapourに関しては、DAZEDのこの記事がわかりやすいです。ジャケの雰囲気からしてVaporwaveと違って暗い。くぐもった感じは共通点があるけれど、もっと重低音が効いていてダンス寄りという印象です。Vaporwaveが陽の音楽だとしたら、陰がHardvapourということでしょうか。認識が間違っていたらすみません。

http://www.dazeddigital.com/music/article/30896/1/inside-harvapour-the-internet-s-latest-microgenre

ジャンルを作り出すこと自体をひとつのアートにしたことがVaporwaveの功績だと思うのですが、こうもどんどん新しいものが出てくると辟易とするのもわかりますし、当然こうした状況を批判する人も出てきます。

一方でマニュフェスト「Vaporwave Manifesto 2016 // What Really is Vaporwave?」でnano神社 (✪㉨✪)というアーティストが2016年こそVaporwaveの年になると主張しています。

まあぐちゃぐちゃな状況ですが、だからこその面白さも感じます。Vaporwaveが持っていた可能性が想像以上に大きなものだったということかもしれません。実際、実態のないところから、こうまでさまざまなものが生み出されるものなのでしょうか。Vektroidの”情報デスクVIRTUAL 札幌コンテンポラリー”からずいぶん遠くまで来たものだと感慨深いです。

そういえば全然正体のわからなかったVektroidのwikiも作られていました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Vektroid

こうやってどんどん歴史は作られていくのでしょうね。

2016-Jun-1211 Shares 

ANTHONY ANTONELLISが推薦する、ファイルをベースとしたアートワーク6つの保存方法

ネットをベースに活動するアーティストANTHONY ANTONELLISが、ファイルをベースとしたアートワークの保存方法6つのおすすめをしてくれています。内容はわりと普通な感じ。
http://artfcity.com/2016/06/06/6-recommendations-for-storing-file-based-artworks/

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ANTHONY ANTONELLISといえばデザイン誌『アイデア』のポストインターネット特集にも登場していましたが、いろいろ面白い作品を手がけています。クレジットカードのデザインを手がけるキュレーションプロジェクト「Credit Card Curation」はインターネット系のアーティスト多数参加していたので当時よく関連の作品を目にしました。
http://anthonyantonellis.com/creditcardcuration

あとはインターネットの作品をギャラリーに持ち込むことについて書かれたコラム「Internet art in a gallery」もとても興味深いです。
http://anthonyantonellis.com/writing/internet-art-in-a-gallery

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そのうちしっかりしたインタビューを取ってみたいアーティストです。

2016-Jun-0213 Shares 

“pizzawave”を提唱するPZAの最新作「PZA」

初期のエンジニアたちが毎日ピザばっかり食べていたのは有名な話ですが、PZAの最新作はタイトルもPZA。pizzawaveを提唱しているというPZAは、米フェイエットビル出身のプロデューサーだそう。ガラス窓から景色を眺めているようなフィルターを介した音色、メリハリの効いたグルーブで、全体の音楽性はとても色彩豊か。聴かせてくれます。こんな梅雨時期にぴったりの音ですね。

前作「Capital Customer」もよいです。

2016-Jun-011 Shares 

Activia Benzのダウンロードプロジェクト「single club」

ロンドンのレーベル〈Activia Benz〉が発信する、2週間に1度ダウンロードしまくれるプロジェクトsingle club。レーベルにもいろんな発信の仕方が出てきているけど、こういう定期購読みたいなのは大変そうだけどわかりやすくていいですね。
http://www.ilovesingles.club/

最新Lum「Boy Bye」はほどよくアヴァンギャルドで、ファンシーな音色が気持ちよい。全体的にポップな感じのものが多いです。

日本からはPARKGOLFも参加。あとは女の子ラップユニットのBAKUBAKU DOKINがフィーチャーされた曲なんかもあります。すでに45曲?も集まっていて聞き応えがあります。楽曲も募集しているみたいなので、応募してみてもいいかもしれませんね。

ビジュアルワークもどれも素敵。

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